刑法
{{改め文}} (刑法の一部改正) 第一条 刑法(明治四十年法律第四十五号)の一部を次のように改正する。 ・ 第百八十五条(賭博)を次のように改める。 (無資力賭博勧誘等) 第百八十五条 資力のない者を勧誘して賭博をさせた者は、三年以下の懲役又は三十…
体罰は暴行の下位概念である。だから余程の理由がない限り、刑法第二百八条を始めとする暴行に関する諸規定が適用される。怪我をさせれば傷害罪、死に至らしめれば傷害致死罪、場合によっては殺人罪というように。程度に応じ、比例原則に従って。体罰は懲戒…
「厳罰化」は現行法の過小評価 今国会に提出され、共謀罪法案の可決後にも審議入りするとされる刑法改正案は、性犯罪の「厳罰化」と「性差解消」を謳っていて*1、表現規制反対派にも同調者が多いことだろう*2。ただし、この「厳罰化」は、現行法をやや過小評…
そもそも「性交」と「姦淫」は同一か? ここまで、何の説明もなく「性交」という語を用いたが、現行法は「姦淫」という語を用いている。改正案では「姦淫」を「性交」と言い換えた上で、罪名も「強姦罪」から「強制性交等罪」に改められる。「姦淫」の場合、…
{{改め文}} (公職選挙法の一部改正) 第一条 公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)の一部を次のように改正する。 ・ 第百三十七条の二(未成年者の選挙運動の禁止)第二項の次に次の一項を加える。 3 何人も、年齢満二十年未満の者の知慮浅薄を利用して、…
{{改め文}} (刑法の一部改正) 第一条 刑法(明治四十年法律第四十五号)の一部を次のように改正する。 ・ 第二条(すべての者の国外犯)第一号(削除*1)を削る。 ・ 同条第二号(内乱に関する罪)中「及び陰謀」を削り、同号を同条第一号とする。 ・ 同条…
{{改め文}} (刑法の一部改正) 第一条 刑法(明治四十年法律第四十五号)の一部を次のように改正する。 ・ 第三条(国民の国外犯)第五号及び第三条の二(国民以外の国外犯)中「集団強姦等、」を削る。 ・ 第百七十四条(公然わいせつ)の見出し中「わいせ…
{{改め文}} (刑法の一部改正) 第一条 刑法(明治四十年法律第四十五号)の一部を次のように改正する。 ・ 第三条(国民の国外犯)第十一号及び第三条の二(国民以外の国外犯)第五号中「未成年者略取及び誘拐、営利目的等略取及び誘拐、身の代金目的略取等…
{{改め文}} 刑法(明治四十年法律第四十五号)の一部を次のように改正する。 第百三十条(住居侵入等)中「住居若しくは」を「住居又は」に、「侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者」を「侵入した者」に改め、同条に次…
冤罪論に依存した反対運動は既に限界に達している。単純所持自体が描写された児童に対する人権侵害として過大に評価されている限り、幾ら「冤罪の危険性」を強調しても効果はない。*1しかし、 冤罪とかそういう次元の問題ではない。製造過程の違法性を理由に…